40歳からの「転職のリアル」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

「40歳からの転職」を志している方は結構多いのではないでしょうか。
「会社の先行きが不安」、「新しいことにチャレンジしたい」など理由は様々でしょう。

転職したいけど、、年齢が、、と悩みを抱えている方もいらっしゃるはずです。
40歳からの転職は、どうしても20代の転職に比べるとハードルが上がってしまいます。

しかし、だからと言って不可能ではありません。40歳からでも転職は十分可能です。
ここでは、「40歳からの転職の現実」を見ていきながら、その上でベストな転職活動の方法をご紹介していきます。


cd5ace0fe497b2d6fe77581912ba7008_s
1.40歳から転職する理由

冒頭でもお伝えしたように40歳から転職を志す方は大勢いらっしゃいます。
まずは、どういった理由でみなさんが転職を考えたのかについて見ていきます。

転職サイトDODAが取っていたアンケートを載せておきます。
参考元URL:https://doda.jp/guide/reason/2016first/004.html

<40代の転職理由>

順位 転職理由 割合
1位 会社の将来性が不安 20.0%
2位 ほかにやりたい仕事がある 10.0%
3位 倒産/リストラ/契約期間の満了 6.2%
4位 業界の先行きが不安 5.9%
5位 給与に不満がある 4.6%
6位 専門知識・技術力を習得したい 3.1%
7位 U・Iターンしたい 2.6%
8位 残業が多い/休日が少ない 2.6%
9位 会社の評価方法に不満がある 2.3%
10位 転勤したくない 2.2%

40代ともなると、それなりのポジションで業務に就き会社の実情を知るためか、会社の将来性に不安を感じてしまう方が多いようです。
倒産やリストラなど不本意な転職活動を強いられている方も多くいらっしゃいます。
現状への不満・不安ばかりでなく、「ほかにやりたい仕事がある」、「専門知識・技術力を習得したい」、など前向きに考えている方も多くなっています。
あなたもこの転職理由のどれかに当てはまるのではないでしょうか。

上記の転職理由に当てはまる方でもなかなか行動に移せないという方がいるはずです。
おそらく、その理由は年齢的なものではないでしょうか。

確かに40歳からの転職は「簡単にできるものではない」かもしれません。
どうしても年齢は大きな障壁となってしまいます。年齢が高くなるにつれ、求人数は少なくなってしまいます。
また、年齢が高いことによりそれ相応の経験やスキルを求められてしまいます。20代などの若手とは違い、即戦力であることをかなり求められてしまうでしょう。

前職の経験を活かし、同業種へ転職する場合や専門的なスキルを活かせる場合は別ですが全く経験のない異業種への転職は簡単にはいきません。
これらの理由から以前は「35歳転職限界説」というフレーズがよく言われていました。

しかし、今はその「説」が崩壊してきています。
40歳からの転職は今、大きくチャンスが広がってきています。
その理由は目次2でご説明していきます。

1-1転職後の年収はどうなる?

おそらく多くの方が転職後の年収について気になっているのではないでしょうか。
(先ほどの転職理由でも5位にランクインしています。)
日経キャリアNETが行ったアンケートによると、40代で転職をした方の転職後の年収は以下の通りとなっています。
参考元URL: https://career.nikkei.co.jp/contents/enquete/15/

転職後の年収の変化(40代)

年収の変化 割合
年収が増えた 約38%
変わらなかった 約27%
年収が減った 約35%

年収が増えたと答えている方が予想よりも多いように感じます。
しかし、これは専門的なスキルがある方や同業種への転職などで転職後に役職が上がるケースの場合です。
それ以外の場合は年収がほとんど同じかもしくは下がってしまうことの方が多いでしょう。

40歳からの転職の場合、より転職後に何を実現したいのかを考える必要があるように感じます。
40歳からの転職のハードルを考えると、「年収UP」のみを実現したい場合は転職活動が上手くいかない可能性も考えられます。

少し古い記事ですが、
週刊SPA!2014/3/11 「40代で会社を辞めた人のリアル」によると
転職者の6割が転職後に年収が減ったと答えています。
(40代サラリーマン2000人へのアンケート結果)

しかし、同じ記事の中で転職後に「幸福度」が上がったと答えた方はなんと8割以上いたそうです。
つまり、8割以上の方が転職して良かったと感じているということでしょう。
何を目的として転職するかで転職が成功するか、失敗するかが大きく分かれるような気がします。

転職についての不安や悩みは尽きないかもしれません。
転職についてじっくり考えた上でですが、チャレンジする価値は大いにあるのではないでしょうか。
転職で悩んでいる方は勇気を出して一歩踏みだしてみるがいいかもしれません。
先ほどもお伝えしたように40歳からの転職は今、大きくチャンスが広がってきています。

 

graph

 2.「40歳からの転職」が好転してきている

「40歳からの転職チャンスが広がってきている」ということについてデータを基に証明していきます。
大手転職サイトDODAが実施した調査を基に解説していきます。
出典元URL:https://doda.jp/guide/ranking/091.html

 

img01

 

 

 

 

 

 

 

 
上記のグラフを見ていただければ、転職成功者の平均年齢は年々増加傾向にあることが分かります。
先ほどお伝えしたように一昔前であれば、転職するには35歳までが限界と言われていました。
時代の流れとともに状況が大きく変わっていき、今では「決してそんなことはない」というのが分かっていただけるのではないでしょうか。

 

20160222_02

 

 

 

 

 

 

 

 

出典元URL:https://www.inte.co.jp/library/recruit/20160222.html

上記のグラフを見ると非常に勇気付けられるのではないでしょうか。
たった、3年で40代以上の方の転職成功者の割合が2倍以上に増えています。
これらの結果から冒頭でもお伝えしたように40歳からの転職は決して不可能なものではなく、
むしろ40歳からの転職チャンスが広がっていると解釈できるのではないでしょうか。

リーマンショックに起因する求人需要の低下も改善されており、今後ますます求人ニーズは高まっていくことが予想されます。
それに伴って40代以上の転職成功者の割合は確実に増えていくでしょう。このことから、年齢だけを理由として転職を踏みとどめてしまっている方は「もったいない」と言えるかもしれません。
4420af6a683d113149c607d62d0a0db5_s

3.40歳からの転職で大切なこと3つ

先ほどの項目で40歳からの転職は可能であり、「転職に年齢は関係ない」ということが分かっていただけたかと思います。
ここでは、実際の転職活動のことを考え成功確率を上げるために大切なことをいくつかご紹介していきます。

「1つ目」自分の強みを把握する

自分の強みを把握するのはどの年代の転職者にも大切なことです。
ちなみに、40代の転職成功者の約7割が強みを理解して転職活動を行ったと言われています。
強みを把握するのはそれほど難しいことではありません。

・今までどんな仕事をしてきたか

・仕事ではどんな成果を上げてきたのか

・結果を出すために工夫したことはどんなことか

・経験によって得られたことはどんなことか

・仕事でうれしかった体験は何なのか

・夢中になって取り組んだ仕事はどんな仕事か

・仕事を行う上で役立っている長所はなにか

・仕事上のポリシーや大切にしているポイントは?

・周りから仕事面でどういう評価をされているか

・今までで大変だった仕事はどんな仕事か

・持っている資格はどんなものがあるか

・資格は業務にどう直結してきたか

などの内容をメモに書きだしていくだけでOKです。
書きだす際のポイントとしては、
どんな経験を積んできたのか、これまでの経歴を一つひとつ細かく確認していくことです。
仕事を通じてどのように成長し、会社に対してどんな貢献ができたかを整理していきましょう。

把握した強みを基に転職先を探し、応募書類を作成し、そして面接で披露する。
全てに通じる内容です。時間がかかったとしても必ずやりきってください。

「2つ目」職種・業種を絞る

40歳以上の求人募集が増える職種や業種を狙うのが効果的です。
en転職が行った「ミドル人材(35歳以上)の求人動向」についてのアンケートによると以下の通りになっています。
上位5つを抜粋しています。

参考元URL :https://mid-tenshoku.com/enquete_consultant/report_27/

<35歳以上のミドル人材を対象とした求人募集が増えると見込まれる「職種」>

順位 職種 割合
1位 営業・マーケティング系 66%
2位 経営・経営企画・事業企画系 54%
3位 技術系(機械・メカトロ・自動車) 34%
4位 事務・管理系 26%
5位 技術系(電気・電子・半導体) 26%

<35歳以上のミドル人材を対象とした求人募集が増えると見込まれる「業種」>

順位 業種 割合
1位 メーカー 56%
2位 IT・インターネット 38%
3位 建設・不動産 37%
4位 流通・小売・サービス 36%
5位 メディカル 25%

管理職として求人を出している企業や、メーカーなどでは営業の募集が多くなっています。
特にメーカーの営業は他の業種に比べると未経験での採用に積極的です。
営業経験者の方はメーカーが特に狙い目かもしれません。

「3つ目」過去のキャリアを捨てる

40歳からの転職だけに限らず、ある程度の経験を積んでから転職する場合、
この内容を意識していないと失敗してしまう可能性がかなり高くなります。
今までの職場でどれだけ実績を積んでいたとしても新しい職場ではその実績は全く評価されません。

自信を持って面接などに臨むことは大切ですが、
「実績があるから大丈夫だろう」などと過信になってはいけません。
転職する場合はこれから新たに実績を積み上げていく気持ちを持たなければなりません。

過去のキャリアを捨てることで年収や業務内容に対する強いこだわりがなくなり、転職先の選択肢が広がるというメリットもあります。
ただし、間違ってはいけないのが「なぜ、転職しようと思ったか」です。
そこだけ、芯をしっかり持ち謙虚な姿勢で転職活動に臨むようにしましょう。

いざ求人を見ると年齢制限が設けられているケースが多いでしょう。
一般的な求人サイトではどうしても年齢が高くなるにつれて、
求人数は減少してしまう傾向にあります。次の項目ではそんな問題を解決してくれる有効な手段についてご紹介していきます。

f9e326d87748b37fa8ea82da1608c568_s4.「転職エージェント」で転職成功率を上げる

ここでは、転職成功率を上げる方法として、転職エージェントを利用する方法をご紹介していきます。
転職エージェントは無料で利用できるため個人的にはかなりオススメです。
転職エージェントとは、簡単に言うとプロの転職アドバイザーの手助けを得て転職活動を行うことです。

転職の成功確率を上げるという意味では、1人でやるよりもプロの手を借りて行う方がいいでしょう。
これだけ聞くと「転職エージェントを利用しない手はない!」となりがちですが、当然デメリットもあります。
詳しい転職エージェントのメリットとデメリットを次の項目でご説明していきます。

4-1転職エージェントを利用するメリット・デメリット

<転職エージェントを利用するメリット>

・非公開求人に応募できる

先ほど少しお伝えした問題を解決してくれるのがこの点になります。
一般的な求人媒体やハローワークなどに掲載される公開求人だけでなく転職エージェントは少数の人を採用したい場合などに使われる非公開求人を所有しています。この非公開求人があなたの希望している職種とマッチする可能性があります。単純に求人数が多いということは転職エージェントを利用する一つの大きなメリットと言えるでしょう。

・企業とのスケジュールを調整してくれる

企業と直接やり取りするのって結構しんどいと思います。
転職活動は仕事をしながら行うケースが多いでしょう。
そのため、応募先企業との調整が結構面倒なポイントです。
そんなときにスケジュール調整を担当がやってくれるのでとても助かります。
リスケしないといけない場合などもその旨と担当に伝えるだけでOKですので比較的気軽に調整が行えます。

・担当者が適格なアドバイスをしてくれる

転職エージェントを利用する大きなメリットと言えます。
転職活動は割と孤独です。すぐに転職先が決まるケースは稀で途中、
心が折れそうになることもあると思います。そんな転職活動中に悩みを相談できたり、プロの話を聞けたりするのは非常に助かると思います。

実際に転職することが可能なのか、あなたの経験やスキルからどういう業界や職種を狙っていけばいいのかなど的確なアドバイスをしてくれます。
面接の対策や転職のノウハウについて熟知しているため転職を成功させる確率を大幅に上げることが可能になります。

以上がメリットになります。
転職活動の際に大きな壁となる職務経歴書の書き方についてもあなたの経験を基に丁寧に指導してくれます。求人を1件、1件探す手間を省くことができるのも大きな魅力かと思います。

次は反対にデメリットについてみていきます。

<転職エージェントを利用するデメリット>

・選択肢を狭くされることがある

転職エージェントはあなたが採用されることで企業からお金をもらいます。
どう頑張っても受からない企業は選択肢から外されてしまいがちです。
あなたの経験やスキルを基に合格できそうな企業ばかり紹介される可能性があります。
ちなみに転職エージェントを利用するからといって、現状よりも大きく年収アップができるという訳ではないのです。
あなたの学歴、職歴、スキルを基準に転職先を紹介してくれるのが転職エージェントだと認識してください。

・転職エージェント側の都合

エージェント側は少しでもあなたの年収をあげようとします。
なぜかと言うとあなたの年収の約30%がその転職エージェントの会社に売上として入るからです。

「双方にとってメリットがあるじゃないか!」と感じますが、
例えば、年収は今とあまり変わらないがあなたの性格に合う企業
年収が高くなるが、あなたの性格に合わない企業

の2社から内定があった場合、担当者はほぼ間違いなく後者を勧めてきます。
担当者にもノルマがあるからです。

・企業側の都合

転職エージェントを介して応募してきた人と、通常の窓口から応募してきた人のどちらかを採用するとなった場合にあなたが企業の担当者ならどうしますか?
おそらく、通常の窓口から応募してきた人を採用するのではないでしょうか。
理由は簡単で転職エージェントからの応募者を採用する場合は採用コストが発生するからです。

以上が転職エージェントを利用するデメリットです。

メリットとデメリットをお伝えさせていただきましたが、個人的には一度転職エージェントを利用するのをオススメします。
転職成功率を上げるという意味だけでなく、一度プロの個人的には成功率を上げるという意味では転職エージェントを利用する方がいいかと思います。
特に非公開求人に応募できるという点が魅力です。

次ではおすすめの転職エージェントをご紹介していきたいと思います。

4-2おすすめの転職エージェント

転職エージェントにはそれぞれ特徴があります。
それぞれの特徴を踏まえておすすめの転職エージェントをいくつかピックアップしますので転職エージェントの利用を検討している方は参考にしてみてください。

<DODA>

DODAは他社に比べて非公開求人が非常に多いのが特徴です。
希少求人もありますので、選択肢を広げたいと思っている方にはオススメです。
また、仕事スタイルを診断してくれますので、自分を客観的に知ることができ、転職活動をスムーズに進めることができるというメリットがあります。

職務経歴書などの書類作成サポート、面接の対応方法などについての担当者の対応が誠実で好印象という評判が多いです。
転職に関する様々な情報を載せてくれています。これが結構勉強になります。手厚いサポートを受けたい方はDODAを選ぶのがオススメです。

<リクルートエージェント>

業界最大手です。公開・非公開求人問わず求人数は圧倒的にナンバーワンです。
中小から大手、業種を問わず幅広く対応しています。
それに伴い当然転職成功数の実績は非常に高いです。転職に関するノウハウを多く持っていると言えるでしょう。
そのため、担当者のスキルの高さは他の転職エージェントに比べて高いです。
どこの転職エージェントにするか迷った場合はリクルートエージェントを選ばれるのがいいかもしれません。

<マイナビエージェント>

求人数については他に比べると少し少ないです。
しかし、出版、広告、営業系には強いという特徴があります。
担当は距離が近く親身になって相談に乗ってくれるという評判が多いです。
そのため、希望している職種が出版、広告、営業系のどれかに決まっている場合はマイナビエージェントを利用するのがいいでしょう。

以上がおすすめの転職エージェントになります。
それぞれの特徴を参考に自分にはどの転職エージェントが合うのか考えてみてください。

5.まとめ

40歳からの転職についてはハードルが高いのは事実です。
しかし、以前に比べ確実に40歳からの転職チャンスはかなり広がってきています。
「転職エージェント」を活用するなど、工夫することで転職成功率を上げることも可能です。
「転職したいけど年齢制限が・・・」とネガティブになることなく、是非チャレンジしていただければと思います。

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る