転職に資格は必要なのか?資格について詳しく解説

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転職する際に、何か資格を取得してから転職活動を行いたいと考えている方は多いのではないでしょうか。
資格を取得しておくことで転職先の幅を広げることができますし、
希望している職種に就業できる可能性を上げることができるでしょう。

しかし、資格さえあれば転職を成功させることができるというのは大きな間違いです。

どの資格を取るのかが重要になってきます。
自分の今後のキャリアを考え、自分にはどの資格が必要なのかをしっかりと考える必要があります。

ここでは、それら転職に関する資格について解説しています。
本当に必要な資格は何なのか、
転職を有利に進められる資格は何なのか、
また資格の取得には思わぬ落とし穴がありますのでそちらも併せてお伝えしていきます。

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1.そもそも資格は必要なのか

まずは、資格の必要性についてみていきたいと思います。

資格があるからといって確実に転職を成功できる訳ではありませんが、
業務に直結する資格を取得していれば合格できる可能性を上げることはできるでしょう。

事実、労働政策研究・研修機構が発表した去年のデータによると、
正社員の中途採用で37.3%の企業が採用において資格・検定を重視すると回答しています。

4割近くの企業が重視していると考えれば、資格を準備しておいても損はないかと。

ちなみにここで重視されているのはどんな資格でもOKという訳ではありません。

当然、その業界のニーズに合う資格が重視されているのです。

例えば、経理職を目指している方が日商簿記検定を取得したり、
不動産業を目指している方が宅地建物取引主任者の資格を取得したりする場合などは、
業務との関連性が高いと判断されるため転職活動を有利にすすめることができるでしょう。

逆に言えば、先に転職先の業種を決めておかなければ意味がないように思います。

資格を取得するには結構な労力を使います。
せっかく取得した資格が転職先で重要とされていなければ残念ながら意味がありません。

資格の取得に労力を使う前にその労力を使い、
転職先の業種を絞るなど転職活動に力を入れていく方がいいかと・・・

これらの内容を踏まえて、
どの業種でどんな資格が重要視されているのかを次では見ていきたいと思います。

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2.業種別!企業が重視している資格

労働政策研究・研修機構が発表した去年のデータを基に、

企業が重視していると答えた割合が20%以上の資格についてピックアップして載せておきます。

業種 重視している資格 比率
建設業 一級建築士

二級建築士

宅地建物取引主任者

51.5%

21.6%

21.6%

製造業 技能検定

危険物取り扱い

安全管理者

衛生管理者

玉掛け技能

フォークリフト技能者

35.6%

25.3%

24.7%

45.6%

29.4%

50.5%

電気・ガス・熱供給・水道業 技能検定

危険物取り扱い

電気工事士

電気主任技術者

施工管理技士

33.3%

33.3%

66.7%

25.0%

41.7%

情報通信業 ITパスポート

基本情報技術者

応用情報技術者

オラクルマスター

シスコ技術者認定

22.4%

63.3%

53.1%

30.6%

22.4%

 

運輸業 危険物取り扱い

安全管理者

衛生管理者

フォークリフト技能者

自動車免許

22.5%

29.5%

52.7%

49.6%

42.6%

卸売・小売業 衛生管理者

自動車免許

23.0%

28.9%

金融・保険・不動産業 宅地建物取引主任者 44.7%
飲食・宿泊業 衛生管理者

調理師

32.9%

50.7%

医療・福祉関係 介護福祉士

ケアマネージャー

社会福祉士

医師

看護師

薬剤師

管理栄養士

70.7%

56.1%

46.3%

22.0%

63.4%

24.4%

31.7%

教育・学習支援業 該当なし
サービス業 衛生管理者 25.1%

あくまで一例に過ぎませんが、
特定の業種に転職することが決まっている方は、
上記のデータを参考に資格の準備をしておくのがいいかと思います。

しかし、ここに載っている資格は、
基本的にある程度難易度が高いものが多く簡単に取れるような資格ではありません。

難易度の高い資格を取得するためには当然、
かなりのエネルギーと時間、お金が掛かってきます・・・
本当に資格が必要なのかについてはしっかりと考えるようにしましょう。

逆に言えば、
ここに載っている資格を持っている方は転職をかなり有利にすすめることができるはずです。

次では、特定の業種に限らず使える万能な資格についてみていきます。

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3.万能な資格について

具体的なことはまだ決まっていないけど、
ある程度転職を考えており今の間に資格を取得しておきたいと考えている方もいるでしょう。

資格は持っていないより持っていた方が何かと役に立ちます。
そういった方向けに、
ある程度幅広くニーズのある資格についてここではご紹介していきたいと思います。

<日商簿記検定>

日商簿記検定は、難易度によって1級から4級まで分かれています。
企業へのアピールになるのは3級から。

業種を問わず、幅広く活かせる資格になります。
経理関連書類の把握や財務基本知識を身につけることができ、
個人事業や中小企業の経理事務に非常に役立ちます。

そのため、管理、総務、事務職ではもちろんのこと、
営業でも必要な知識として評価している企業が多くなっています。

資格取得の目安ですが、
3級の取得にはだいたい2ヶ月程度、
2級で4~5ヶ月、1級の取得には8ヶ月以上となっています。

<ITパスポート試験>

ITの基礎知識を証明することができる国家資格。

基礎的なITに関する知識を広く問われる試験であり、ITスキル標準ではレベル1。

ITに関する知識だけでなく、
経営戦略やマーケティングに関する基礎知識が学べるのも1つの魅力と言えるでしょう。

近年、業種を問わずIT知識は必要不可欠となっているため、
転職の際に1つのアピールポイントになる可能性が高いです。

資格取得の目安は3ヶ月程度。
初学者の方でも独学で合格できる割合の高い試験です。

<MOS>

マイクロソフトオフィススペシャリストの略称です。

この資格は名称の通り、ワードやエクセルパワーポイントなど、
マイクロソフトオフィスのスキルを証明するためのものです。

どの職種でも基本的に業務中はPCを扱うことになるでしょう。
そのため、活用できる範囲が広い資格と言えます。

PCを実際に扱うスキルを証明するのは難しいですが、
この資格があれば企業にどれくらい扱えるのかをアピールすることができます。

オフィスのバージョンによって試験内容が異なります。
転職に活かすことを考えると最新バージョンの試験を受験するようにしましょう。

資格取得の目安は2~3ヶ月程度。
個人的にはオススメの資格です。

<TOEIC>

こちらに関しては資格ではなく、英語力を示すために行う試験になります。

グローバル化が進み、さまざまな業務で英語を使用する機会が増えてきています。
英語のスキルもPCなどのスキルと同様に幅広い業種で求められるスキルといえるでしょう。

自分がどれくらい英語を扱えるのかをアピールすることができますので、
英語が得意だった方はチャレンジしてみるのがいいかもしれません。

一般的に企業にアピールできる点数のラインとしては、600点以上。

<秘書検定>

秘書と名前がついていますが、秘書を目指す方のためだけの資格ではありません。
秘書検定は秘書に求められる幅広いビジネスマナーやスキルを証明するための資格。

そのため、この検定を取得していれば、
ビジネスシーンにおける知識やスキルを備えていると、
企業に対してアピールすることができるでしょう。

どの業種に限らず事務職全般で活用することのできる資格といえます。

女性だけに限らず、
ビジネススキルを証明することを考えると、
男性の方も取っておいた方がいい資格いえるでしょう。

資格取得の目安は2級で1〜2ヶ月、準1級で3~4ヶ月、1級が5ヶ月以上となっています。

 

以上のような資格、試験が幅広い業種で活用できるものになります。

「資格を取りたいけど、何を選んだらいいのかわからない」
という方はこの中で興味のある資格、
もしくは身に付けたいスキルの資格を取得してみてください。

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4.資格取得の落とし穴

最後に資格にまつわる落とし穴についてご説明していきたいと思います。

資格の取得は転職に有利に働くケースが多いですが、
一歩間違えると大変なことになってしまいます。
資格が原因で転職に失敗してしまった方も少なくありません。

ここでは、みなさんの反面教師として、
資格が原因で転職に失敗してしまった方の体験談をいくつかご紹介していきます。
失敗しないためにもしっかりと目を通しておいてください。

参考:リクナビNEXT

ケース1

社長秘書の面接を受けた際のできごと。
何かのアピールにはなるだろうと考え、
資格の欄に救急救命士と自動二輪の資格を記入。

面接の場では、それらの資格を書いたせいで、
アクティブな人と勘違いされ無事合格したが希望とは全く別の営業部に配属された。

ケース2

英語を扱い、日本と世界の間に立って仕事がしたい!と通関士の資格取得を決意。

専門学校に通いながら仕事探しを行っていたが、
就職の内定をもらえるどころか面接にすらたどり着けず。
その理由が、事務経験がないということだった。

※企業にもよりますが、実務経験は結構重要視されています。
このケースは割と多いパターンですのでみなさんも注意しましょう。

ケース3

前職が事務職で転職先も事務職を希望。
履歴書に書ける資格がなく10年ほど前に取得した色彩検定の資格を記入。

面接の際に色彩検定のことを突っ込まれ、
「これを活かした仕事は考えてないのですか?」
との質問に上手く答えられず、たじろいでしまい変な感じになってしまった。
結果、不合格。

 

これらの内容は少し特殊なケースだと思われる方が多いかもしれませんが、
そんなことはありません。割と起こり得るケースです。

共通しているのは、応募先企業のニーズを理解できていないという点。

ケース2の通関士などのように専門性の高い業務であれば当然実務経験が求められます。
資格さえあれば雇ってもらえると自分勝手に考えてしまうのはNG。

ケース1、ケース3の場合も自分勝手なアピールをしてしまい、
企業がどういった人材を求めているのか、という点を理解できていません。

資格はあくまで資格でしかありません。

「資格」というものにこだわりすぎることのないように注意しましょう。

5.まとめ

資格には思わぬ落とし穴があります。

その資格は本当に必要なのか、
その資格を取得して本当に企業へのアピールになるのか、
などしっかりと考えるようにしましょう。

そこを間違えてしまい、資格に取得した労力が、
無駄になってしまうことを考えると転職活動に労力を使った方が賢明かと・・・

逆に、目的意識が明確に持てていれば、
目指している業界や職種によっては資格を取得していることが大きな武器となるでしょう。
じっくりと今後のことを考えた上で資格取得にチャレンジしてみてください。

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