面接は書類選考を通過し、採用担当者と直接コミュニケーションを取る機会です。

新卒一括採用では、大目に見られていたマナーも社会人を経験している転職者の場合は、合否に大きく関わります。

今回は転職を成功させるための面接時に気をつけたいマナーを、4つのシチュエーションに分け、ご紹介いたします。さらに不合格に面接で避けたいNGマナーも徹底解説!

転職が初めての方も転職経験者も参考にしていただきたい内容ですので、ぜひ最後まで目を通してください。

1.受付から待ち時間までのマナー

転職活動における面接では、ビジネスマパーソンとしての最低限のマナーが求められます。

そのため、転職希望の企業を訪問した瞬間から気を配らなければいけません。

面接が始まる前の受付や控室での待ち時間を含め、求められるマナーをきちんと理解し、ひとつ一つ対応していきましょう。

1-1. 面接5分前までに到着する

社会人の最低限のマナーのひとつに、時間の厳守が挙げられます。

面接当日は、絶対に遅刻しないように、ゆとりを持って、面接会場に向かいましょう。

また、現在勤めている会社での残業や電車遅延、その他災害などのやむを得ない遅刻理由が発生した場合は、速やかに採用担当者、もしくは転職エージェントに電話で連絡しましょう。

早過ぎる到着もマナー違とされています。

早めに着いてしまった場合は、受付に向かわず、待機できる場所を探し、

約束の時間の5分まで待ちましょう。

1-2. コートを脱ぎ、携帯電話の電源はOFF

訪問する前に、コートを脱ぎ、必ず携帯電話の電源はOFFにしましょう。

また、髪型や服装など身だしなみを再度チェックしておきましょう。

控室や応接室では、他の面接者やお客様もいらっしゃいます。

そのため、他の利用者に迷惑をかけないように気を配りましょう。

受付担当や案内係にも選考されていると考え、受付の時から言葉遣いや立ち振る舞いに気をつけなければいけません。

2.入室時のマナー

中途採用では、即戦力となる能力や人間性を重視しますが、

それでも入室時の第一印象は大切です。

入室時の最低限のマナーを遵守し、第一印象を少しでも良くしましょう。

2-1.入室の仕方

採用担当者に名前を呼ばれてから、面接室に向かいます。

ドアへのノックは3回、「どうぞ」と言われてから、「失礼します」と入室します。

入室後は、一度ドアに向いて、ゆっくりとドアを閉めましょう。

※後ろ手で閉めないように注意しましょう。

2-2.入室後の挨拶

ドアを閉めたら、面接官の前に用意されている椅子の横まで移動します。

「本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。」

「(名前)です。本日はよろしくお願い致します。」

と挨拶をし、お辞儀をしましょう。

※必ず面接官から着席を促されてから着席します。

※笑顔や元気良く挨拶することを心掛けます。

2-3.既に着席している場合

面接会場によっては、面接室に案内され、面接官があとから入室してくる場合があります。

案内係に促されてから、面接室へ入室し、案内係の方にも

「ありがとうございます」

と一礼しましょう。

面接官が入室したら、一度、椅子の横に立ち、面接官が自席の前で立ち止まったら、同様に挨拶とお辞儀をしましょう。

2-4.その他のマナーについて

中途採用面接では、面接官が名刺を渡してくる場合があります。

その際は名刺を受け取ってから、自分の名前を名乗りましょう。

この時、現在所属している名刺を渡す必要はありません。

3.面接中のマナー

面接中は以下の行動を心がけましょう。

  • 面接官の目をしっかり見て、はっきり話す
  • 背筋を伸ばし、姿勢を正す
  • 椅子に深く、腰掛けない(椅子の面積の3分の2が望ましい)

また、面接は採用担当者との会話のキャッチボールです。

一方的に志望動機や自己PRを伝えないようにしましょう。

形式上、志望動機や自己PRを促す面接官もいらっしゃいます。

基本的に面接官は質問を通して、書類からは判断できない、仕事に対する姿勢や熱意、コミュニケーション能力を確認しています。

過度な緊張はせずに、ありのままの自分を見せるように心がけましょう。

また、逆質問を促された場合、事前に用意した質問をしましょう。

その場しのぎの質問や全く質問しないなどは、マイナスの印象を抱く可能性があります。

自分が希望する企業に興味を持つこともマナーであると心がけましょう。

4.退出時のマナー

面接が終了し、退出する際もマナーがあります。

最後までマナーを守ることで、面接官の印象を良くできます。

4-1. 一礼してから退室する

面接終了後、名刺や資料、メモ用紙を静かにカバンに入れましょう。

※忘れ物がないように注意しましょう。

椅子の横に立ち、

「本日はありがとうございました」

と伝えましょう。

また、退室前にも一度面接官の方向に向き、必ず一礼してから退室しましょう。

4-2. 見送られる場合も気を抜かない

会社によっては面接終了後に入り口やエレベーターホールまで見送っていただける場合があります。その際も歩き方や姿勢を崩さないようにしましょう。

また、見送りの途中に受付担当や案内係と会う、目が合った場合は軽く会釈をすると印象が良くなります。

入り口まで案内されたら、再度、面接官の方向に向き、お礼を伝え、きちんとお辞儀しましょう。また、エレベーターではドアが完全に閉まるまで頭を下げたままにしておきましょう。

5.その他、面接で避けたいマナー違反

受付から退室、または見送りまでが面接です。

しかし、面接会場周辺には先程面接した会社の関係者がいらっしゃる可能性があります。

そのため、最寄り駅やバス停を出るまでは気を抜かないことが得策といえます。

また、面接に関わるマナーは他にも存在します。

今回は面接では厳禁のマナー違反をご紹介いたしますので、面接前のおさらいとして参考にしてください。

5-1.服装や髪型に関するマナー違反

カバンや時計などの持ち物を含む服装や髪型もきちんと整え、清潔感を保つこともマナーのひとつです。そのため、以下のようなNG行動は絶対避けましょう。

  • スーツで面接会場に行かない

※ビジネスカジュアルを推奨する企業も増えましたが、スーツであれば、マイナスの印象を持たれることはありません。

  • 口臭・体臭ケアを怠る

※面接前に必ず歯磨きや体臭防止策を行いましょう

※面接前日の飲酒やニオイが残る料理(ニンニク料理など)は避けましょう

  • 面接前に激しい運動を行う

※早朝のトレーニングやランニングは代謝が上がり、発汗を促してしまいます

  • フケや寝癖がついた状態で面接に向かう
  • 香りのきつい香水や柔軟剤を使用する
  • 靴の汚れやシワのついたスーツを着用する

男性の場合、清潔感がない方は圧倒的に不利となりますので、注意が必要です。

これらの行動は第一印象を損なうだけでなく、仕事に対する姿勢として判断されます。

上記のNG行動は、ちょっとした心掛けで改善できますので、必ずチェックしておきましょう。

5-2.言葉使いや話し方に関するマナー違反

面接では、応募者の言葉遣いや話し方、立ち振る舞い(態度・仕草)も評価対象とします。

そのため、以下のような行動に気をつけましょう。

  • 挨拶ができない、声が小さい
  • 貧乏ゆすり、目がうつろ、顔や髪を気にするなどの挙動不審
  • 笑顔がない、目線を合わせない
  • 敬語・丁寧語が正しく使えない
  • 語尾をのばす
  • 過度になれなれしい

挨拶や適度な声の大きさは、面接に限らず、人同士の会話では当たり前のマナーとされています。中でも声量は、普段の大きさでは面接官に聞こえにくい傾向があります。いつもより少し声量を大きくするように心がけましょう。

また、面接官は応募者の本音やありのままの姿勢を知りたいと考えています。

そのため、敢えて堅苦しい雰囲気を崩すように配慮してくれます。

しかし、緊張がほぐれた時こそ、応募者の癖や教養が表れます。

過度になれなれしい態度や貧乏ゆすり、敬語・丁寧語の使用方法の間違いなどは面接官の印象を下げてしまいます。

場の緊張がほぐれたとしても、緊張感は崩さないようにしましょう。

5-3.メールに関するマナーも確認しておこう

多くの人が転職エージェントやハローワークの担当者を介して、面接に臨みます。

しかし、近年ではリファラル採用(社員紹介採用)も盛んとなっており、面接官と直接やりとりする機会も珍しくありません。

そのため、面接前の日程調整や面接企業へのお礼メール、面接辞退の連絡、面接の延期・遅刻の連絡メールなどの書き方も把握しておきましょう。

6.まとめ

転職は新たな挑戦やスキルアップを目指せるチャンスでもあります。

しかし、最低限のマナーを守れない方はそれらのチャンスを与えられません。

企業にとって、転職志望者は即戦力となる人材かどうかを判断します。

採用する企業側が安心して業務を任せられるどうかは、大前提として社会人のマナーを守れるかどうかで、判断します。

あなたの第一印象は一瞬で決まってしまいます。

また、最低限のマナー遵守は、面接での不安を解消することにもつながります。その点を肝に銘じて、マナーを徹底しましょう。