面接で合格を勝ち取る長所・短所の伝え方、面接官の視点で解説!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

就職を希望する方であれば、誰しもが経験する面接。

苦手意識を持っている方も多いのではないでしょうか。

また、志望動機やキャリアプランの未来志向とは異なり、自分の過去と向き合い、ありのままを受け入れなければいけない長所と短所は、選び方から面接官への伝え方も難易度が高いといえます。

今回は面接で合格を勝ち取る長所短所の伝え方を中心に面接官の視点で、徹底解説いたします!

1. 長所と短所から何がわかる?

面接では、応募者の長所短所を聞く質問が多く、受け応えの準備や自己分析に苦労された方も多いのではないでしょうか。

また、なぜ短所(弱み)まで聞く必要があるのかと疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。

しかし、面接官もあなたの短所(弱み)を洗い出し、揚げ足取りや欠点を指摘したいわけではありません。

この長所短所に関する質問には、大きく分けて、2つの目的があると考えられます。

1-1.企業が求める適性の見極め

企業は会社・事業方針に沿った知識・経験・能力、パーソナリティを有する人材を求めています。

そのため、応募者の長所(強み)や短所(弱み)を質問することで、自社が求める適性基準を満たしているかを判断します。

適性を見極めることで、早期退職や入社後のミスマッチ防止にもつながるからです。

企業側は募集要項にも応募者の適性を記載していますが、応募してくる面接希望者が必ずしも適性を満たしているとは限りません。

また、重要視される適性も論理的思考力や課題解決力、プレゼン能力など希望する職種や役職によって、異なります。

自分の長所が募集要項の適性に合致しているか、きちんと整理しなければ、面接で矛盾を指摘されてしまいます。

1-2.客観的な自己理解力の見極め

企業は何も完璧な人材を求めているわけではありません。

たとえ短所(弱み)があったとしても、自分の短所ときちんと向き合い、改善しようと心掛けている人材を求めています。

そのため、面接官は応募者が自分の長所・短所を正確に理解しているかを見極めるために長所短所に関する質問を行います。

また、その適性をなぜ長所・短所として選択したかも質問する場合があります。

選択理由を聞くことで、客観的な視点で自己分析ができているかを把握したいと考えているからです。

この面接官の2つの視点を考慮することで、長所短所の質問への対策が立てやすく、面接での合格率を高められますので、ぜひ参考にしてください。

2. 長所と短所の選び方

採用担当者の視点で、質問の意図を考えれば、効果的に自分の適性をアピールできるメリットが生まれます。

一方で、どのように長所と短所を選べばよいかをわからずに、不安を抱いている方も多いかと思います。

今回は面接で好感を持たれるための長所と短所の選び方をご紹介いたします。

2-1.長所は3つの適性から選択しよう!

応募者の適性は、3つの適性に分けて、考えることができます。

それがヒューマンスキル、テクニカルスキル、そしてポータブルスキルの3つです。

【ヒューマンスキル】

ヒューマンスキルは、協調性や柔軟性、向上心、責任感といった個人・組織の成長を促す、ビジネスパーソンに求められる基本的なスキルといえます。

【テクニカルスキル】

テクニカルスキルは専門職における経験年数や資格などを指します。

主にエンジニアやデザイナーといった専門性の高い職種に求められるスキルです。

ポータブルスキル】

3つめのポータブルスキルは、リーダーシップや課題解決能力、プレゼン能力、マネジメント能力が該当します。

主に管理職やプロジェクトリーダーに求められるスキルです。

職務経歴や自己分析を通して、ご紹介した3つの中で自分に合った適性を選択しましょう。

管理職経験や社会人経験が少ない場合はヒューマンスキルから選択することがオススメです。

また、年齢が上がるにつれて、求められるスキルも増えてきます。

ヒューマンスキルに加え、即戦力の見込みを判断するテクニカルスキル、チームとして結果を出せるかを判断するポータブルスキルなどが求められます。

そのため、長所を選択する際はヒューマンスキル → テクニカルスキル → ポータブルスキルの優先順位で選択していきましょう。

2-2. 短所はキャリアプランの延長線上で考える

短所と聞くと、優柔不断や飽きやすい、感情の起伏が激しいなど性格面に焦点を当てられがちですが、面接では性格面での短所をあえて伝える必要はありません。

採用側の企業にとって、応募者の性格面も気になる部分ではありますが、とてもデリケートな部分でもあり、面接官も慎重になっています。

また、性格面での短所は、ネガティブな転職理由に直結しやすいため、意図せずにマイナスの印象を与えてしまいます。

そのため、短所を選ぶ時は自分が目指すべき将来像やキャリアプランの延長線上で、自分に足りていない経験やスキルを短所(弱点)として取り上げましょう。

このような選択方法をすることで、今の会社では自分が求める将来像やキャリアプランの実現において、短所(弱み)を克服できないという志望動機にも説得力を持たせられます。

しかし、募集要項に求められる適性に反する項目を短所として取り上げることは避けた方が良いでしょう。

営業職を希望しているのに、課題解決力やプレゼン能力が短所(弱点)と公言することはそもそも適性がないと自ら伝えることとなります。

また、「短所はありません」と応えることも自己理解力が乏しいと判断されるため、絶対に伝えてはいけません。

3. 長所と短所の伝え方

面接で伝える長所短所の選定が終われば、面接官に正確に伝えるための準備を行います。

また、長所と短所の伝え方にはそれぞれ特徴があるので、きちんと理解した上で組み立てましょう。

3-1.長所の伝え方

長所の伝え方では、2つのポイントを押さえておくと面接官に伝わりやすくなります。

【具体的なエピソードを交える】

先にご紹介したように、長所はヒューマンスキル、テクニカルスキル、そしてポータブルスキルの3つのスキルから選定します。

しかし、いずれのスキルも抽象化されているため、応募者が長所とする適性やスキルを持っているかの判断がしにくい傾向があります。

そのため、応募者は過去の具体的なエピソードを交えて、自分の長所を紹介することで、面接官に理解を促せます。

加えて、そのエピソード自体が採用する企業側が欲している人材の活躍シーンとリンクできるとさらに効果的です。

募集要項や企業理念、事業方針、面接者の質問から意図を汲み取り、最適なエピソードを選択し、一緒に説明しましょう。

長所を伝えるための具体的エピソードは複数用意しておくと柔軟な受け応えにも対応できるので、オススメです。

【自分が活躍しているイメージを持つ】

採用企業にとって、応募者の長所を知ることは即戦力の有無や貢献度の度合いを測る重要な指標でもあります。

そのため、長所を伝える際は面接官に自分が活躍しているイメージを持ってもらうことが大切です。

新たな会社で活躍している自分の姿を明確にし、長所とともに伝えることで、面接官の共感を促す効果が期待できます。

3-1.所の伝え方

長所は、過去の具体的な成功体験やエピソードを基に伝える方法が効果的です。

一方で、短所は原因の分析結果と改善策を提示した上で伝えると好感を持ってもらいやすいといえます。

面接官は応募者の短所を聞くことで、客観的な自己理解力や課題解決力の有無を判断しようとします。

理想とする将来像やキャリアプランに達していない原因を特定し、改善策を打ち出すことで、適性能力や短所に向き合う姿勢をアピールできます。

また、「短所の紹介 → 原因の特定 → 改善策」の提示はビジネスパーソンにとって、基本となるスキルでもあります。

そのため、面接官も納得しやすく、共感を生みやすいので、短所を伝える際は、ぜひ活用してみてください。

4. 長所と短所の回答例

長所と短所の選び方、そして伝え方のポイントを押さえてしまえば、あとは回答例に従って、自分専用の回答を作っていくだけです。

また、回答後の再質問も複数予想しておくと、なお良いでしょう。

4-1.長所の回答例

今回は3つの適性から代表的なスキルを選び、定番の回答例をご紹介いたします。

【ヒューマンスキル:協調性の回答例】

私の長所は協調性があることです。現在の職場では、営業担当やデザイナー、開発エンジニアといった、それぞれ専門性が異なるメンバーの仲裁役を務めています。各人のスキルに従い、適材適所の人員配置を行い、プロジェクトメンバー全員が高いパフォーマンスで仕事ができるように、常に配慮をしています。例えば…(具体的なエピソード)

【テクニカルスキル:データベーススペシャリスト資格取得の回答例】

私のエンジニアとしてのキャリアはネットワークスペシャリストとして始まりました。

現在はデータベーススペシャリストの資格を有し、データベースの構築にも携わっています。データベーススペシャリストの資格を取得しようとしたきっかけは…(具体的なエピソード)

【ポータブルスキル:リーダーシップの回答例】

私の長所はリーダーシップと考えています。これまで契約社員や派遣社員、アルバイトなど雇用形態の異なるメンバーに対しても、プロジェクトの目的や必要性を平等に伝え、メンバー全員が自分の役割を果たせるように細かいフィードバックやサポートを行ってきました。例えば・・・(具体的なエピソード)

4-2.短所の回答例

短所の伝え方は、短所とその原因、そして改善策をセットで伝えると効果的です。

また、性格や感情に直結する伝え方にならないように注意しましょう。

【慎重すぎる】

私の短所は慎重すぎることです。お客様にご迷惑をかけないように、周りの同僚よりもチェックや修正に時間がかかることがあります。お客様を想うばかりに、作業毎に全てチェックすることが正しいと思い込んでいました。しかし、私の必要以上のチェック作業により、ほかのスタッフの作業が遅れるなどの弊害が起こっていると知りました。現在では全体のスケジュールを確認し、ほかのスタッフとのコミュニケーションの回数を増やすことで、チーム全体で確認をカバーすることを心掛けています。

心配すぎる】

私の短所は心配し過ぎることです。業務の納期や完成度を気にするあまり、作業進捗が誰よりも遅いと知りました。その原因が私自身の評価基準を基に、業務に取り組みがちであるとわかりました。現在は上司やチームの評価基準を参考に、相談しながら、業務の完成度を高めています。

集中しすぎる】

私の短所は集中しすぎることです。そのため、本来、気付けるはずの原因やミスを見逃しがちになってしまいがちです。原因として、ひとつひとつの作業に没頭するあまり、全体を俯瞰して見れていないことがわかりました。現在では、進捗率70%の段階で作業を止め、作業全体を見渡し、関連するミスやトラブルを未然に防ぐようにしています。

5. まとめ

長所と短所の紹介は選び方や伝え方のポイントを知るだけで、難易度を下げられます。

面接官の視点を持ち、長所と短所をうまく伝えられれば、自分の適性や自己理解力を最大限にアピールできます。

長所と短所を知ることは志望動機や転職理由、さらには入社への意欲にもつながります。

自分の長所短所をきちんと理解し、その他の面接の質問対策に活かすことで、面接の合格率を高められますので、ぜひ参考にしてください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る