OB・OG訪問から始まりお礼で決める戦略的就活とは?

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就活においてOB・OGの存在は欠かせません。

OB・OGを通じて就職後の不安や疑問点を解消することができるだけでなく、あなたにとって自分を売り込むための機会でもあるのです。

また、面接や面談だけでなく、OB・OG訪問時においても有利に事が運ぶか否かは全て心理戦によってきます。

企業の採用担当者もそうですが、OB・OG側からも、あなたが成果を残す形で実務をこなせるかどうかをまだ知ることはできません。

そこで判断材料として、OB・OGとの対話の中でどのような会話の流れになるかが重要なポイントになってきます。

ここではOB・OG訪問、及びその後のお礼の際にどのように心理戦を勝ち抜くか、どのようなことは避けたほうがよいかを考えていきます。

1.会社の基本情報を知る

OB・OGの勤務先の会社情報を全く知らないのでは話になりません。

企業のホームページや企業について取り扱っているメディアで書かれている内容には目を通しておきましょう。

その上で実際の会社の雰囲気を知ることです。

会社は実際に足を運んでみないとわからないものです。

会社の建物の外観や、玄関・ロビー、そこから出入りする人々を見ることで多少は雰囲気を掴むことができます。

しかしそれでは会社のリアルな雰囲気をうかがい知ることはできません。

それではどうしたら会社の雰囲気を知ることができるでしょうか?

それは昼の休憩タイムを利用することなのです。会社にもよりますが、お昼の休憩時には社員がまとまって外へ食べに行くような会社ではまたとないチャンスがあなたに巡ってくるのです。

さりげなくそこから出てきた人の後をつけて、同じ店に入り、社員の人の間でどのような会話が交わされているかを聞いてみましょう。

中には面白いくらい業務の中で困っている話などが聞けるかもしれません。あるいは営業でうまく契約が取れない悩み話などが交わされるかもしれません。

このような会社の内部でしかわからない情報をあらかじめ得ておくことで、

OB・OG訪問時に積極的に触れるべき話題、会社内で未解決の分野で自分が強みを持っている話題、あまり触れない方が無難な話題などを整理することができるのです。

 

2.OB・OG訪問時は常に相手が時間を割いている意識を持つ

訪問するにあたって心に留めておくことは、

あなたが訪問するためにOB・OGに自分自身のプライベートの時間を割いてもらっているということです。

昔と異なり、会社では激務が常態化しているため、プライベートの時間というのは、OB・OGが体や心を休めることができる唯一の時間なのです。その時間をあなたのために割いていただいていることに感謝の念を表しながら訪問しましょう。

OB・OGがあなたの訪問によってむしろ気分転換をはかることができ、あなたのために割いた時間は無駄でなかったと実感できるような訪問にすることが大切です。

現代は、コスト意識がかつてない程に強くなり、成果につながらなかった場合にそれに割いた時間のロスタイムを計算に入れる人も少なくありません。

あなたの訪問がOB・OGにとってけっして無駄な時間ではなかったと印象付けるようにするのが大切です。

 

3. OB・OGを訪問すべき時間帯を考える

OB・OG訪問の時間ですが、基本的にはOB・OGの都合に合わせたアポイントメントを心がけましょう。

しかし、こちらから提案できる場合は、できれば定時退社後、もしくはそれに近い就業後に訪問するのがベストです。

 

昼休みを思い浮かべる方も多いかもしれません。

しかし、昼休みは社員同士の仕事の相談、会議室を使うまでもない上司との打ち合わせ、客先からの急な電話、メールチェック、そしてそれらが発生しなければ、昼食。そのため昼休みはOB・OGにとっては事実上の勤務時間と言っても過言ではありません。

さらに昼休みにはエンドがあります。もし昼休みの訪問が実現したとしても、OB・OGがそのエンドを計算しながらあなたの訪問を受ける場合には、ストレスを抱えたままの対応となってしまいます。

それではあなたの強みをアピールすることは難しくなります。

 

定時退社後、もしくはそれに近い就業後であれば、OB・OGも心の余裕をもって応対することができるはずです。

企業によってはノー残業デーなどを予め制度として設けているところもありますので、その日をOB・OGに教えてもらってアポイントを取るとよいでしょう。

OB・OGが外回りの営業でしたら直帰できる日に訪問する形をとると喜ばれるかもしれません。

 

4. OB・OGを訪問する場所を考える

会社自体、積極的にリクルーター制度を設けていて、自社内に学生を取り込む場合は別となりますが、

ここではそうでない場合について考えてみましょう。

4-1. 訪問場所は、会社から離れた喫茶店が望ましい

OB・OGが指定されるお店があればそれに従えばよいですが、特に何も切り出すことがなければあなたの方でお店を指定することになります。その場合に踏まえて置かなければならない点が3つあります。

1つはOB・OGの会社から離れていることです。

会社の向かいの喫茶店などはあまりふさわしくありません。できるだけ会社と切り離された環境でOB・OGが「ここなら聞き耳が立たないかも」と安心できる場所をあらかじめ何件か決めておきます。

もう1つはお店が喫茶店形式、食事があっても軽食程度にとどまるところです。居酒屋ではその後に飲みモードに入ることをねだるようなものです。

喫茶店形式であることが、不要な長話を避け、要点だけを話して早めに切り上げることを可能にし、OB・OGにその後のプライベートの時間を与えることになるのです。

以上のような段取りができるかどうかもあなたの入社後の来客時の対応などの参考材料として評価のうちに入ってきます。

 

5.  OB・OG訪問中に気をつけるべき最低限のマナー

OB・OG訪問中には、会社の志望動機などをアピールするかたわら、気をつけなければならないことがあります。

例えあなたの話していることがOB・OGにとって見込みのある内容であっても、あなたの何気ない仕草によって相手に不快感が生じ、せっかくのチャンスが台無しになることもあり得るため、注意が必要です。

5-1.  無意識にやってしまう仕草に注意する

OB・OG訪問中に一番気をつけなければならないのは自分が何気なく行っている仕草です。

髪を触る、鼻や耳、顎など頭の部分に指先を触れる癖などです。

普段から何気なくやっていることは自分1人では気づかないままで終わってしまいますので自分に見に覚えのないことでも、意識的に気をつけましょう。

人は話の内容が充実したものであっても無意識からなる手の動きや、指先は非常に気になるものです。ましてや貧乏ゆすりなどは言語道断です。

5-2.  OB・OGへの態度や言葉遣いに注意する

OB・OGといえどもあなたとこれまで関わり続けた先輩であるとは限りません。

年齢も数歳から一回り上の場合もあります。そのため、OB・OG側からは、そうかしこまらないようにリラックスするよう促すことも多いです。

OB・OGによっては後輩であるあなたの緊張を解くために、最初からおどけた姿を見せることもあるでしょう。しかしそれに乗じて、あなたもOB・OGとの距離を縮めるような態度・言葉遣いをしてはいけません。

どのような場合にも相手に敬意を示して、最初に相手に示した態度を貫き通すことなのです。

それは堅苦しさを表すことにはなりません。どのような場合にも立派な社会人としての姿勢を貫き通すことができる証として相手に映ります。

5-3. スマホの電源はオフにする

何気ない仕草の他にも気をつけなければならないことがあります。それは、スマホの扱いです。

OB・OGとの面談中は例えざっくばらんに話が進んでいても、途中でスマホを見ることはタブーです。

何故スマホをちらっと見ることさえマイナスとなるのでしょうか。それは今この瞬間、あなたにとって何が一番優先すべきことなのか、大切なことなのかを理解しているかどうかにかかっているのです。

以上のことから、スマホはマナーモードすらもタブーです。映画館に入ったときと同じように、電源を切っておくことが大事です。

 

6. OB・OG訪問中での戦略

OB・OG訪問中に最初の挨拶から始まり、自己紹介、志望動機など、基本的なことをこちらから話すのは当然です。

ある程度会話の流れが落ち着いたところで、OB・OGに好印象を持ってもらうためにはある程度の戦略が必要になります。

ここではその戦略について考えてみます。

6-1. OB・OGは就活生には興味がないことを知る

逆説的かもしれませんがこれは事実です。

昭和の終身雇用、年功序列が生きていた時代には、会社内で少しでも自分の部下を増やしたい思いにかられてOB・OGは就活生の志望動機だけでなく、生き様、趣味、家族構成に興味を持つ傾向がありました。

それはOB・OGの社内での出世後にピラミッド構造を確立したい思いがあったからでした。

しかし現代は異なります。成果によって下剋上は当たり前、OB・OGは自分が生き抜くことに精一杯なのです。

仕事も昭和時代のように激務を粉飾することすらできなくなっています。

そのような中、自分の業務とは無関係な後輩の訪問の相手をするのは正直おもしろくもなく、せっかくのプライベートの時間にわざわざ仕事の延長としか思えない、勤務先に関しての質疑応答など受けたくもないはずです。

ですから訪問を受けるに当たっても一通りの礼儀をわきまえて通り一遍等の受け答えが確認できればそこからは何も得るものがないため、早く切り上げたい、これが本音ということを頭の片隅に入れておいてください。

6-2. 人は話を聞くより話す方が心地よいと知る

ある程度会話の流れが落ち着いたところで、OB・OGとどう接し続けるかが重要となってきます。

調べればわかるような疑問点、会社内の内部事情などをあれこれ聞き出すのではなく、人は会話の中で相手の話を聞くよりも自分の話をする方が好きであることを心得て、OB・OGから自分自身の話をしてもらうように会話を運びましょう。

相手が自分の話をすることで相手自身もストレス解消になりますし、あなたの印象もよくなります。

何よりも聞き手に回った方が話題を構成しなくてもよいので無駄な話をしてしまうなどをすることもありません。

また自分の話をする分においてはOB・OGはリラックスできるため、勢い余って、思わぬ内部事情も聞けるかもしれません。

6-3.  OB・OGにとってのベネフィットを考える

OB・OGも貴重な時間を割いてあなたの訪問に応対しています。

このことを踏まえて、あなたの方でもOB・OGがあなたと接触することで仕事上のベネフィットを得られるように工夫することであなたの評価が高まります。

例えば映像制作会社なら、映像制作会社がよくつかう画像処理アプリに関してのとっておきの情報を、

ビールメーカーならば、学生の間で流行しているビールに関する新しい飲み方の情報があれば、マーケティングの材料に情報を加工するなどして、目に見えないお土産とするのです。

これらの目に見えないお土産を、OB・OGが自分のことを気持ちよく話し始めた後に、どこかでタイミングを読んでさりげなく情報提供してあげることで、話題をさらに盛り上げるのです。

また、会社業界への興味関心としても受け取ってもらえるでしょう。

このような姿勢は影で努力する姿としてOB・OGに必ず評価されます。

 

7. OB・OG訪問後のお礼について気をつけること

OB・OGの訪問後には、その日のうちにお礼のメールをしましょう。

ただし携帯メールではなくPCメールにします。現在では個人の携帯メールもビジネスで使われるのが普通になっているため、携帯メールでは受信時に相手への注意喚起につながってしまいます。

PCメールではそのようなことがなく、また受信日時から、その日のうちのメールであることが十分に確認できるので、PCメールでのお礼がふさわしいでしょう。

もちろんですが、LINEなどSNSを使って連絡をすることはご法度と言えます。

ただしお礼メールだけではほとんどの就活生がやっていることです。

あなたはその中を勝ち抜くために訪問したはずです。そこで、他の就活生と差をつけるために、近日中に心のこもった手書きのお礼の手紙を相手に送ることをおすすめします。

以前と異なり現代はビジネスにおいてもメールの時代、そんな中、手紙を個人宛に書く機会は皆無といえます。

ではどのような書式で書けばいいのでしょうか?

そこでネットで手紙の書式を検索するわけですが、実はネットから得られた情報だけでは手紙の挨拶文においての不備はなくなるという保証はないのです。

ですので、古本屋などで冠婚葬祭の社会常識に関する本を購入するなどして、チェックしておくとよいでしょう。

拝啓、前略、敬具などあまり目にしない内容が書かれていますが、外枠だけをそのまま流用し、OB・OG宛の内容に編集するだけで意外に簡単に書くことができるのです。

手紙を送る利点はメールと異なり、相手がゴミ箱に捨てる、あるいはどこかにしまい込まない限り、いつまでもOB・OGのところに残ることです。

それは残された手紙そのものがあなたの存在をOB・OGに訴え続けることを意味します。

もしかすると晴れて入社できた際に覚えておいてもらえるかもしれません。

手紙という相手にいつまでも残るものが内定にあなたを導くことでしょう。

 

8. まとめ

いかがでしょうか?

OB・OG訪問を無事成功させて内定にこぎつけるためには、戦略的に準備をする必要があります。

訪問に際してマナーや会話など注意すべきことはたくさんあるように見えますが、これらをすることで必ず就活にプラスになると言えます。

OB・OG訪問をチャンスととらえて成功させ、有利に就活を進めましょう!

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