仕事を辞めたい方へ「上手な辞め方と失敗しない3つの条件」

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「仕事を辞めたいけど・・・辞め方が分からない」、
「どう辞めるのが一番いいのだろう・・・」など、
仕事の辞め方で悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

辞めたくてもなかなか辞められない、そういった方もいるでしょう。
ここでは、過去に仕事を辞めた経験のある私が自身の経験を基に
「上手な仕事の辞め方」と辞めた後に失敗しないための3つの条件をお伝えしていきます。

 

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1.上手に辞めるための5つのポイント

まずは、仕事を上手に辞める方法をご紹介していきます。
仕事を辞めるためにはポイントがあり、それらを疎かにすると、
一筋縄ではいかないケースや思わぬトラブルを引き起こしてしまうことになるかもしれません。
退職の決意がすでに固まっている方は特に確認しておいてください。

ポイント1
<早めに退職の意思を伝える>
退職の申し出は早めに伝えるようにしましょう。
法律的に言うと、2週間前までに退職を申し出れば会社を辞められると定められています。

しかし、これは現実的ではありません。
業務の引継ぎなどのことを考えると、
遅くても1ヵ月~2カ月前には直属の上司に伝えるようにしましょう。

ある程度退職の時期を決められるのであれば、会社の繁忙期は避けた方が無難です。
上司に伝えても取り合ってもらえない可能性があるからです。
退職者の増えるシーズンである年末の12月と年度末の3月であれば、
引継ぎの作業をスムーズに行いやすくなるためその時期に合わせるのもいいかもしれません。

ただし、これは心身が健康な場合です。
そうでない場合は、すぐにでも退職の申し出をしてください。

ポイント2
<伝える時に少し工夫する>
先ほどもお伝えしたように退職の意思を伝える相手は直属の上司です。
人事部でもなく、仲の良い同僚、先輩でもありません。
切り出す相手を間違えると会社を辞めるまで、肩身の狭い思いをしてしまう可能性があります。
直属の上司に伝えなかった場合、上司の管理責任が問われてしまうことも考えられます。

伝えるタイミングは、上司の仕事がひと段落している時、
もしくはお昼休みなど上司に心の余裕がある時にしましょう。

一番大切なのは、「相談ベース」で伝えることです。
いきなり、退職しますと伝えるのは基本的にNGです。
圧倒的に理解が得られにくくなってしまいます。

「相談ベース」で持って行くことでは、上司への信頼をアピールできますし、
謙虚な姿勢で臨むことで上司に話を聞いてもらいやすくなります。

「相談ベース」というのは退職するかどうかの相談ではありません。
退職するのにふさわしい退職時期や引継ぎについての相談です。

「少しお話したいことがあるのですが・・・」と声のトーンを下げ、
深刻そうな表情で切り出すのがポイントです。
あらかじめ、上司にアポを取っておくのもいいかもしれません。

ポイント3
<退職理由は個人的な理由で>
上司に退職の意を伝えた場合、
ほぼ間違いなく「なぜ、辞めるのか」、「辞めてどうするのか」を聞かれます。

聞かれた時に本音を伝える必要はありません。
「嘘も方便」です。

退職を決意するに至った理由が、会社に対する不満であった場合はなおさらです。
部署の異動など、配置換えの提案をされ、引き留められやすくなってしまいます。
意思の弱い方、もしくは上司の口が上手い場合は特に注意しましょう。

会社によっては、
部下が辞めることで上司の評価を下げるという評価基準が設けられているケースがあります。
考えたくはないですが、
自分の評価を守るため何としても引き留めてくる上司がいる可能性もあります。
引き留められにくいのは個人的な理由です。

【個人的退職理由】
・将来の目標ができた

「自分のキャリアアップのために、これまでの経験を活かして新しい環境で自分の力を試してみたい」

「○○に興味ができたので、それに関わる仕事をしたい」

やりたいことが見つかり、今の会社ではそれが実現できない旨を伝えれば引き止められにくくなります。

・家族の事を言う

例えば、「子供との時間を多く作りたい」や「両親など親族が体調を崩し世話をするために時間が必要になった」などプライベートな側面が強い場合は話に踏み込みづらく、引き止められにくくなります。

ポイント4
<引継ぎはしっかりと>
仕事を辞めるからと言って、
引継ぎをおざなりにすると残された社員に大きな負担を背負わせてしまうことになります。
上手に辞めるためには退職の意思を伝えてからの過ごし方が大切です。

退職の理由がどんな理由でも引継ぎだけはしっかりと行うようにしましょう。
退職日が決まったなら、そこから逆算し引継ぎのスケジュールを立てましょう。
引継ぎに要する時間はだいたい1ヵ月程度です。

会社指定の引継ぎ手順などを参考に、そのまま引継ぎ業務を完了するのはあまり好ましくありません。

・後任者が分かりやすいようにエクセルなどを用いて別途資料を作成する

・スムーズに取引が開始できるよう、
取引先の特徴(担当者の性格、取引が始まった経緯、など)の情報を残しておく
上記のように後任者のために出来ることは全てやりましょう。

しっかりと引継ぎを行えるかどうかはあなたの腕の見せ所です。
業務についての理解が深ければ深いほど正確で迷惑を掛けない引継ぎが行えるでしょう。
自分の集大成だと思って取り組むのがいいかもしれません。

ポイント5
<挨拶まわりは社会人の基本>
業務の中で取引先などを抱えている場合は可能な限り後任者と一緒に挨拶に出向きましょう。
スケジュールの調整が上手く取れない場合でも先方には必ず電話で連絡を入れるなど、
取引先と後任者がスムーズに付き合いをスタートできるようにする必要があります。

社内の方への挨拶も当然お忘れなく。
最後の出社日までには、お世話になった方だけでなく、
あまり関わることの無かった方にも「お世話になりました」としっかり伝えるようにしましょう。

人の繋がりはかけがえのないものです。
退職して会社の所属でなくなったとしても人としての関係は続いていきます。
いつか何かのタイミングで関わる可能性は多いに考えられます。
その時に良い辞め方をしているのとそうでないのとでは圧倒的な差が生じます。

円満に会社を辞めることは社会人にとって大切なことだと肝に命じておくようにしましょう。

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 2.「条件1」辞めるリスクを把握しておく

仕事を辞めたい、辞めようとしている方の中には、
もしかしたら一時の感情でその気持ちになっている方がいるかもしれません。

仕事を辞めるには少なからずリスクが存在します。
そのリスクを把握した上で覚悟を持って辞めるのと、そうでないのとでは大きく変わってきます。

リスク1<生活に不安が生じる>
当然ですが、転職先を探していない状態で辞める場合、
貯蓄を切り崩しながら生活しなくてはなりません。
貯蓄があまり無い場合は、先の見えない生活に対して不安や焦りの気持ちが出てきます。

仕事を辞めたにもかかわらずそれが大きなストレスとなってしまうのです。
ちなみに、自己都合で退職の場合、失業保険が貰えるのは3カ月以上先になります。

リスク2<手続きが面倒>
手続き面にも注意が必要です。
退職してから次の転職先までブランク期間がある場合は、
社会保障の切り替えや納付を自分でしなければなりません。これが結構面倒です。

リスク3<社会的信用が低下する>

転職後に住宅や車のローンなどを組もうとした時に、審査に通りにくくなる可能性があります。
それだけでなく、
一概には言えないかもしれませんが企業の多くは転職回数の多い人をあまり好みません。

そのため、転職回数が増えてしまうことによる
次の転職先が見つけにくくなるリスクは把握しておく方がいいでしょう。

リスク4<最悪のケースも考えられる>
例えば、今の仕事を辞めたいと考えた一番の理由が人間関係だったとします。
最悪の場合、次の仕事先にはもっと苦手な人がいるかもしれません。
最悪のケースを考え、それでも構わない!
と思えない場合は一度じっくり考え直した方がいいかもしれません。

最低でも上記の4つのリスクは把握しておく方がいいでしょう。

また、理想と思った会社に転職できてもほぼ必ず働き出せばギャップは出てきます。
あなたの全てを満たしてくれる転職はかなり稀です。
現状に不満がある場合は転職後の未来を想像し、メリットのみを追いがちです。
一時の感情や覚悟を持たずに辞める場合はそれなりの代償を払わなくてはいけません。

あなたの今の生活を冷静に考えて、辞めるリスクはすみずみまで想像しましょう。

今後の人生のビジョンを描くことも大切です。

・仕事で実現したいことは何か。

・仕事をする上で大切なこと、ゆずれないこと。

・理想とする生活を実現するためには何が必要か。

・3年後、5年後、10年後にどうなっていたいのか。

・そのためには何をしないといけないのか。
など。

「仕事を辞めようとしたこと」をきっかけに一度時間を掛けていろいろと考えてみるのがいいでしょう。
そのうえで、仕事を辞める決断を下す場合は、リスクを把握し覚悟が持てている状態です。
その場合は、何も恐れることはないでしょう。

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3.「条件2」転職先を探しておく

リスクを把握し覚悟を決め、
それでも辞める決断をされた方の多くは転職活動を始めるかと思います。
転職活動は必ず在職中に行うようにしましょう。
辞めてから転職活動を行うのはあまりオススメできません。

目次2でもお伝えしたように生活に余裕がなくなるため、
転職先をじっくり選ぶことができにくくなります。
今の状況ではブランク期間がある転職者を避ける企業が結構多いです。

理由なく働かないことに慣れてしまうと、
いざ復帰しようと思った時になかなか行動に移せなくなってしまいます。
そのため、先の展望がイメージできてはじめて会社を辞める選択をするのが賢明です。

今の状況が例え辛くとも心身共にある程度健康な状態なのであれば、
給料を貰いながらじっくりと転職先を探すのがいいでしょう。
少しでも妥協して転職してしまうと、同じ失敗を繰り返してしまう可能性が高くなってしまいます。

会社側から考えるとあまりよろしくないかもしれませんが、
転職先を探しながら仕事を続けることで少し心に余裕が生まれるというメリットもあります。
精神的に気持ちが前向きになるからです。

在職しながら転職活動を行う場合、
だいたい転職先がみつかるまでに2~3カ月はかかってきます。
会社に所属していると2~3カ月の間に様々なことが起きるでしょう。
心に少し余裕が生まれている状態であれば、
あなたが仕事を辞めたいと思っていた問題が解決する可能性も無いとは言い切れません。

そう言った意味でも必ず転職先は在職中に見つけるようにしましょう。

転職先の探し方については、
下記の記事で詳しく解説していますので是非、参考にしてください。
http://business-labo.com/career-change-site-recommended-149
転職先で同じ思いをしないためにも記事の中でお伝えしている
「口コミサイト」は是非利用してみてください。

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4.「条件3」必ず誰かに相談する

3つ目の条件は必ず誰かに相談しアドバイスを貰うことです。
相談する相手は家族でも、会社の先輩、同僚、友人でも誰でも構いません。

何かしらの不満を理由に、
仕事を辞めたいとなっている状況では後ろ向きな考えに陥りやすいです。
そうなってしまっている状況では、客観的な判断ができにくくなってしまいます。
客観的な判断ができないと後で後悔してしまう可能性がかなり高くなってしまいます。

誰かに相談することであなたの現状を、
客観的に見て背中を押してもらえたり、引き止めたりしてくれます。
複数人に相談しそれぞれのアドバイスを聞くことで、
新たな考えが生まれ精神的に楽になれる可能性もあります。

社外の人は会社のしがらみなど関係なく完全な第三者として、
冷静なアドバイスをしてくれますので必ず一人は社外の人に相談するようにしましょう。

また、相談する相手は様々な立場の人にするのがいいでしょう。
仲の良い友人や先輩だけではなく、
自分より多くの経験をしている人や考え方が全く違う人などです。

つながりがあるのであれば、高校や大学の時の先生に相談してみるのもいいでしょう。
あなたの性格を理解したうえで必ず良いアドバイスをしてくれるはずです。
真剣に相談すれば、必ず相手も親身になって話を聞いてくれます。

私自身、仕事を辞めたいと考えた時は、
できる限り多くの人に相談し多くのアドバイスをいただきました。
私の場合、運良くそれをきっかけに転職先が見つかり今もその会社に勤めています。

別に転職先が決まらなくとも、
多くのアドバイスを聞けることで考えの幅を広く持つことができるようになります。

会社を辞めるということは決して「甘え」や「逃げ」ではありません。
退職するということに後ろめたさを感じる必要はありません。

誰かに相談した後の状態であれば、少し心に余裕が生まれているはずです。
それによって、仮にどんな退職理由であったとしても前向きな気持ちになれているでしょう。

新しい環境で仕事ができる、新しいことを学べる、新しい人間関係がつくれる。
など、これから先の未来に希望を抱くためにも必ず誰かに相談するようにしましょう。

 5.まとめ

ご覧いただいたように、
5つのポイントさえ抑えていただければ上手に仕事を辞めることができます。

しかし、大切なのは辞めたことを後悔しないようにすることです。
そのためにも「3つの条件」は必ず確認しておいてください。
「辞める決断をすること」=「ダメ」ではありません。
じっくりと考え、相談した結果の決断なのであれば自信を持って新しい環境に飛び込んでいけるはずです。

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